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北海道小鳩会全道集会の報告
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分会からの報告
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ダウン症候群の息子に未来を
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鵡川町 Hさん (大輝 H13.9.19)
はじめまして
この度入会しました大輝です。
平成13年9月19日午後11時57分、 2,856gで生まれました。
3人目にして初めて主人も出産に立ち会うことが出来、喜びも大きいものがありました。
ところが、出産後すぐに大輝の体温が低いと言われ、不安な時間を主人と2人で回復室で待っていました。
やがて大輝が私達の元へ戻ってきたのは、すでに午前1時を過ぎた頃でした。耳が少し丸みを帯びているのに私は気付きましたが、すぐに治るであろうと思っていました。ところが翌日、私達に予期せぬことが起きました。
主人が医師から呼び出され、大輝がダウン症である、と言うことが告げられました。病室に戻ってきた主人、私にも主治医から大切なお話があると一言、前日から様子がおかし いと思っていた私の予感が的中。主治医から「お子さんはダウン症です」と、症状の説明 が淡々と告げられました。しかし私の頭の中は真っ白、ただただ涙が溢れてくるばかりで した。
それから入院している数日間は、ひたすら泣いているばかり、何をどうしたらいいのか分からず、大輝を産んだことを後悔するばかりでした。そんな私を見て主人「大輝はこの家族のもとに産まれ、この家族と一緒に暮らしたいとこの世に生を受けたと思うよ。この子が我が家に産まれてきたことを喜ぼうよ。」泣いてばかりいる私に心配かけまいと一生懸 命になっている主人を見ると、私も頑張らねばと毎日言い聞かせてきました。
また、毎日のように婦長さんや助産婦さんたちが病室に来て励ましてくれました。この 子を通し人のやさしさ、温かみを感じ、私の気持ちも少しずつ前向きに考えられるように なりました。そして今では心の底からこの子を産んで本当に良かったと思えるようになり ました。
中学生の娘も、大輝がダウン症を持って産まれてきたことを理解し、毎日抱っこをしたり、ミルクを飲ませたりと、私以上に沢山の愛情をそそいでいます。
また、6歳の長男も長女に負けじと、絵本を読んでくれたりと自分の出来ることを日々楽しんで大輝と遊んでいます。
大輝ももう10ヶ月を迎えようとしています。幸い合併症もなく、元気に育っています。最 近ではバックハイハイや360度回転も出来るようになりました。大輝のペースであせらず、 一日一日を楽しく過ごせたらと思っています。
これからもいろいろなことが家族の周りに巡ってくるかもしれませんが、焦らず一歩一歩ハードルを乗り越えていければと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
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帯広市 Kさん (康太 H5.4.4)
こんにちわ!
我が家の康太は、現在帯広西小学校の特学「ひまわり学級」の3年生です。
6月のある日突然「一人で学校へ行く!」と言い出し、それを知って3日後位から同級生3人が、康太を迎えに来てくれるようになり、毎日喜んで元気に通学しています。
突然の自立の成長に私の方が、子離れ出来ずに(淋しさと不安から…)ストーカーのようにしばらくの間尾行を続けていましたが、今はすっかりお友達3人にお願いして、玄関前で見送る毎日に変わりました。
西小学校は親学級との交流が多く、康太を普通学級の学童へお願いしていることもあっ て、大勢の子供たちがやさしく声をかけてくれます。
沢山のすばらしいお友達に恵まれたことに強く幸せを感じ、心から感謝しながら、お友達から色々な事を吸収して大きく成長していって欲しいと思っています。
また、帯広分会で今年始めた引き馬体験も最初は「いいの!」と遠くから見ているだけ でしたが、回数を重ねるごとに楽しみに変わり、馬のフン出し、エサやり、ブラッシング も進んで(少しですが)するようになり、引き馬の方は馬を引いてくれるお兄さんとすっかり仲良しになり、お話を一杯しながら、楽しく馬に乗ることが出来る様になりました。 終わると「ヤッターお母さん〜見て〜!」と満面の笑顔です。
こんなふうに成長してくれる康太を見ていると体験させてあげて良かったと実感してい ます。親バカですが、近い将来一人で乗りこなせる様になるのではナンテ…(笑)ほのかな期待を持ちながら(実は、親同士自然の中でコーヒータイムするのも私の楽しみのひとつでもあるのですが…)少し朝が早くて大変ですが頑張って続けていきたいと思っています。
帯広で知り合った同じ仲間が転勤で道内に沢山います。この場を借りて親子共々頑張って元気でいること伝えさせて頂きます。
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帯広市 敬太君のお姉さんの作文です。
敬太くん (H2. 8. 6) はお姉さんの絵を描いてくれました。
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函館市 正枝さん(S38. 9. 1)
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音更町 大樹君(H3. 9. 14)
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8月3、4日の釧路での全道集会に参加した、音更町の大樹君が作文を書いてくれました。
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北海道小鳩会全道集会の報告
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