「こばと」223号


表紙の写真//会報「こばと」表紙写真のエピソードをご紹介

阿寒郡鶴居村 S 朋枝さん(葵ちゃん 2016.1.27)


~お母さんからのメッセージ~
夏に写真館で撮影していただいた時の写真です。
付け毛をむしり取り、足袋草履を脱ぎ捨てて、今日は無理かなぁ…思った時もありましたが、スタッフの方と本人の頑張りで撮影できました!

特集記事//会報「こばと」今号の特集記事

前々号に引き続き、外木先生に『ダウン症の生涯を通しての健康管理について』連載していただきます。
今月号は、“ダウン症の幼児期の成長と運動発達”です。

ダウン症の生涯を通しての健康管理について―Ⅹ

天使病院小児科医師 外木秀文


III 乳児期から幼児期にかけて


パート4 ダウン症の幼児期の成長と運動発達


 今回は幼児期の成長と発達について考えましょう.


 ダウン症の子どもたちが比較的小柄なのは皆さん良くご承知でしょう.標準偏差という指標を使うとおよそ学童期までのダウン症児の身長の平均値はわが国のこども全体の成長曲線の-2SDを少し下回るあたりで推移します.すなわち男女とも1歳で平均71 cm (65 -77 cm),3歳では 88 cm (81 - 94 cm),6歳では105 cm(94 - 114 cm) (カッコ内は-2SD - +2SD)です.体重は1歳で平均8 kg (5.5 -10.5 kg),3歳では12 kg (9 – 15 kg),6歳では17 kg (13 – 22 kg) (カッコ内は-2SD - +2SD)といったところです(黒木良和 ダウン症候群患者の成長パターン:新先天奇形症候群アトラス pp422-426, 南江堂 1998).黒木先生の言葉を借りますと,以下のように要約されます.


① 出生時の体格は男女とも一般集団の正常下限である.
② 乳児期に急速に成長障害が目立つようになり,全指標で-1.5 – -2SDレベルを示す.個人差が大きい.
③ 幼児期は身長-1.5 – -2SDレベル,体重-1SDレベルで推移する.
④ 身長は10歳ころまでは-1.5SDで推移するが,体重は6-7歳ころから増加しはじめ肥満傾向になる.体重の個人差は大きくなる.
⑤ 男児10歳,女児8歳ころから成長の加速現象がみられるが,その後成長率は急降下しはじめ男女とも14歳ころには身長増加は停止する.
⑥ 最終身長の平均値は男145 cm  女141 cmである.


 私が調べた他の文献からも成人期の体格は男性で身長150 cm前後,体重 50-60 ㎏,女性で身長140 cm前後,体重40-50 kgといったところでしょうか.
12歳ころから身長の伸びが急速に鈍ることが最終的な身長差に大きく影響します.これは今後の診療の課題と考えても良いでしょう.
乳幼児期に絞って考えると,多くの乳児がおおむね標準的な量のミルク/母乳を摂取できるようになります.離乳食のはじめはミルク/母乳以外の「液体」の味を知ることから始まります.水,果汁,麦茶などから始めますね.5か月くらいの頃でしょう.意外と大切なのは味よりも唇や舌に触れる感覚(触覚や温覚)です.冷たいもの熱すぎるものやまた,スプーンなどのプラスチックや金属の感覚も刺激になり,抵抗感をもたらすことあります.離乳食の開始時期は特別遅くすることはありません6-7か月になりそれなりにミルクを飲めていたら始めてみましょう.大雑把に言ってしまうと,基本的に普通のお子さんと大きな違いはないと考えていいでしょう.ただ,いくつかのコツがあり,知っていれば役に立つと思います.ダウン症の特性としての筋緊張の低下や小さな口腔という条件を考えると,小さ目のスプーンで少量ずつ与えていくことがポイントです.時間をかけて,焦らずに食事の質を上げていきましょう.以前にも紹介しましたが,武田康男先生のアドバイス
http://www.jdss.or.jp/info/201709/20170929_2.pdfを参考にしていただけるとよいでしょう.しかしながら,実際にはなかなか離乳食を食べてくれない悩みのお子さんもいます.中にはミルクもあまり飲んでくれない子もいます.仕方がないので,鼻から胃までチューブを入れてミルクを注入せざるを得ません.理由はよくわからないことが多いのですが,筋緊張の低下が著しい場合,運動面の発達の遅れも顕著となり経口摂取と哺乳が困難となる場合があります.また,唇などの感覚が過敏な性質が災いして経口摂取ができない場合もあるように思います.専門的な対応が必要と思います.


幼児期後半すなわち5歳ころから体重の増加が気になるようになる子が結構います.肥満傾向の問題についてはまたのちの機会にお話しましょう.


 ダウン症の赤ちゃんの筋緊張が弱いことについては,「IIダウン症の赤ちゃんが生まれたらパート4運動発達の問題」ですでに述べました.今回は少し違った視点から考えてみましょう.乳児の筋緊張を見るのには医師は「神経学的診察」をします.例えば,引き起こし反応というのがあります.こどもをあおむけにねかせて両手をもって引き起こそうとすると頭がついてくるかどうかを見るものです.また,子どもを反対にうつぶせにしておなかを抱えるようにして持ち上げると頭や足がだらんとするかどうかを見る方法もあります.(図).実は私たち大人でも筋緊張の低下を経験できます.例えばですが,深く眠っている人や泥酔した人を支えたり,抱いたりするのは大変でしょう?筋緊張が落ちてだらんとなってしまうからです.脳の活動が非常に低下していると筋緊張を維持できなくなるということがわかりますね.筋緊張があることは姿勢の保持のために必須なものです.電車の中で座ったまま居眠りしている人を見かけると,筋緊張の維持が無意識に行われていることがわかります.ただそのレベルは中枢神経がコントロールするもので,赤ちゃんでは成長とともに発達していきます.


図 引き起こし反応(左)と腹部懸垂支持(右)


 脊髄反射の一つで腱反射というのをご存知でしょうか?膝のお皿の骨(膝蓋骨)の下をコンとハンマーで軽くたたくとつま先がぴょんと前に振れる反射です.このときハンマーで膝蓋腱をたたくと大腿四頭筋が急にひっぱられることになり,筋肉の中にある知覚受容体を刺激し,脊髄にある同じ筋肉を支配する神経の反射的な興奮を起こします.その結果,大腿四頭筋が収縮してつま先が前に飛び出す運動をするわけです.このような筋の伸展反射は非常に微細なレベルの刺激でも全ての筋肉におこるもので,これが筋緊張の基本的原理です.赤ちゃんは少しずつ筋緊張がついてきて,だらんとしなくなってきます.首が座り,お座りができるようになり,立ち上がれるようになる.このような姿勢を保つ力は普通,頭から足の方に向かって筋緊張がしっかり整っていく発達過程があることを示しています.脳が筋緊張を支配することは簡単に実感できます.先ほど例に挙げた膝蓋腱反射を行う際に被験者に左右の手を握り合って強く左右に引っ張って下さいと命令して,コンと膝蓋腱をたたいてみましょう.するとつま先が大きく振り出される強い反射がみられます.脳が両手の筋肉を強く引っ張るように命令すると,私どもの体は不器用なものでついつい余計な力が足にも入ってしまい,反射が強く出てしまうのです.


 筋緊張の適正化には脳のいろいろな部分が関係しています.古い脳はもとより,新しい脳の代表である大脳皮質や小脳も関係があります.とりわけ最近注目されているのは,ダウン症では小脳の発達が悪いため筋緊張の低下がもたらされているという研究成果です.ダウン症の人たちでは小脳の大きさが通常の60%程度であるという研究者もいます.これは前回にはお話しなかったことですが,とても重要で,訓練に際して大きなヒントとなるものだと思います.


 小脳は運動の学習やコントロールにかかわっています.複雑な運動や細かい運動ができるのは小脳の働きなのです.私たち何も考えず普通に歩きますが,スムーズに歩くのはとても複雑な運動です.足を静かに床に着地させ,反対の足で床をけるようにして最小限の動きで高く上げすぎることなく前に出し....考えてみると「歩行」はとても複雑で美しい運動です.これは小脳の働きなくしてかないません.筋肉の緊張を適切に変化させ,足や,足の指やひざの位置や曲がり具合を瞬時にかつ連続的に把握しコントロ―ルし一連の運動をおこすこと.これを一連のプログラムされた行動のテキストとして記憶しているところが小脳なのです.だから,練習に練習を重ねプログラムを修正し覚えこむ作業ができると,後は無意識にその行動ができます.歩き方が人それぞれで個性があるのはそのせいで,なかなか修正が効かないでしょう.野球選手のバッティングフォームの修正などという問題も小脳のプログラム修正が必要で,そうでなければいくら意識しても「悪い癖」が顔を出してしまいます.スマホの入力の時の指の動きもそうです.


 小脳の機能を改めてまとめると,筋肉や関節からの深部感覚(位置情報)や内耳からの平衡感覚,大脳皮質からの情報をうけて,運動の強さや力加減,バランスを調節してスムーズな一連の動きを行うための運動調節機能を担っています.複雑な運動のコントロールセンターなのです.従って,小脳機能の発達の遅れや障害は,筋緊張の低下,バランスを取る能力の障害,スムーズな運動の障害として現れます.ということは,ダウン症の子どもたちの運動発達の遅れに大きく関与しているように感じられませんでしょうか.ですから,乳幼児期における訓練の基本として,筋緊張とバランス感覚の獲得は表裏一体なので,ひたすら筋肉を他動的に刺激してあげることが良いと思うのでね.これは以前に書いた通りです.ダウン症の方のぎこちない歩き方や,聞きづらいしゃべり方は単に筋力が弱いためだけに起因するものではありません.小脳の運動調節機能不足のためと考えると少しヒントが見えてきます.「話すこと」は最終的には一連の舌や唇やあごや,呼吸の「運動」だからです.「お」と「は」と「よ」と「う」がそれぞれ上手に言えれば「おはよう」と言えるかというと,そうではないでしょう?それよりも,実際には私たちの発音は「おはよぉ」だったり「おはよ」だったりしませんか?逆説的ですがあまり正しい発音にこだわらないで,言っていることをわかってあげることが大切ではないでしょうか?日本語を上手に話せない外国人を相手にしたと思いましょう.要するに言葉はコミュニケーションの手段の一つです.うまくしゃべらせるよりわかってあげようとする努力が大事です.バスに乗っていると奇妙な経験をします.バスを降りる客一人一人に運転手さんが「ありがとうございました」というでしょう?でもよく聞いていると「ありがとうございました」ときれいに発音している人は少数派です.中にはどう聞いても「ありがとうございました」とは決して聞こえない言葉を繰り返している方も少なくありません.私たちの脳が「ありがとうございますと言っている」と勘違いをしているのですね.体育会系の高校生なら「おはようございます」が「うぉーす」,「こんにちは」が「ちわっす」だったりするでしょう.小脳レベルで確立した「悪い癖」ともいえるでしょうが....現在のところダウン症の言葉のトレーニングには“これに限る”といったものはないように思います.今後は小脳機能に着目したトレーニングにも期待したいと思います.私は専門的な知識はありませんので特別なトレーニング法を提案できませんが,いくつかヒントになると思いつくことを挙げて稿を終えたいと思います.


1)手足の運動も発音もどちらも筋肉の「運動」です.
2)楽しみながら,あそびながら「運動」しましょう.気分の良い経験は脳に「良い記憶」として残ります.すなわち発達につながります.
3)歩き方や話し方の上達のためにはうまくできても,失敗しても「ほめること」です.失敗は上達のステップになるのですから.
4)悪い癖がついたといって無理に矯正しないこと.小脳は失敗を繰り返せば繰り返すほどそれをパターンとして残します.頑張っても,頑張ってもそう簡単には治りません.しかもネガティブな評価は脳によい影響を与えません.
5)悪い癖がついたなと思ったら忘れさせることです.「練習お休み」とか「違うことをして遊ぼう」です.
6)ダウン症でお話が得意な方にはしばしば幾分個性的なフレーズがあります.「やっぱりですね...」,「そうですね....」,「....なんですよ」,「....と思いますね,ハイ」などなど.理由はお分かりですね.言い始めと言い終りを小脳が得意とする決め台詞で挟むこと.その時にちょっとした「身振り」たとえば,軽く両手を合わせるとか,首をかしげるとか,の動作を組み合わせると体の動きと口の動きの連動したプログラムができます.試してみてはどうでしょう.


参考文献
黒木良和 ダウン症候群患者の成長パターン:新先天奇形症候群アトラス pp422-426, 南江堂 1998
武田康男先生のアドバイス
http://www.jdss.or.jp/info/201709/20170929_2.pdf
Ira T. Lott  Neurological phenotypes for Down syndrome across the life span Prog Brain Res. 2012 ; 197: 101–121. doi:10.1016/B978-0-444-54299-1.00006-6.

分会からの報告//こばと会の分会の活動をご紹介致します。

苫小牧分会からの報告

母親親睦会


 10月8日(火)あいにくの雨となってしまいましたが、グランドホテルニュー王子で、母親親睦会を行いました。


 子供達が大きくなり、会う機会が少なくなって寂しく思う今日この頃、あれやこれやと話が出来ました。
あっという間に時間は過ぎてしまいました。 元気な皆さんにまたパワーをもらいました!!
ありがとうございます。

(記 渡邊)

帯広分会からの報告

施設見学の報告


 10月17日(木)中札内高等養護学校見学に9名の方が参加しました。


 はじめに校内を案内していただき、作業学習の様子を見学。農業科・窯業科・木工科・工業科・家庭総合科が販売会に向けての作品を一生懸命制作していました。


 生徒にも説明を受け、とても素敵な作品に感動しました。


 その後、寄宿舎の中も見学させて頂き、ゲーム部屋がある事に時代を感じました。4人部屋で掃除などの係分担もされていました。多くの生徒が寄宿舎で生活をしながら学校に通っています。


 次に「学校案内」の資料をもとに、担当の先生から説明をうけました。作業学習を中心とした教育を行っている事や社会参加・自立に向けての育成などに力を入れているという事でした。また健康な心身の育成も社会生活での基礎となる考えで、週4回体力つくりに力を入れていました。


 来年度からは普通科も設置されます。見学を通して、集団生活の中で助け合い、社会へ出る為の色々な事を学んでいるのだと改めて知る事ができました。

(記 田村)

茶話会報告


 10月17日鶏の伊藤で茶話会を行いました。
会員さん9名と、これから仲間になる可愛い子ちゃんとお母さんも参加してくれました♪


 午前中、中札内高等養護学校の見学会へ行ったこともあり、その話題や恒例の近況報告をして美味しいランチをいただきました♪


 毎回思うのですが、こどもの成長が本当に早くて「そうだった!同じように悩んでた~そんな時もあったな~」なんて思いながら、先輩ママとしてアドバイスしているなんて昔は想像していなかったな(笑)と思う西山でした。


 次はクリスマス会で、みなさんに会えるのを楽しみにしています♪

(記 西山)

施設見学&茶話会に参加して


帯広市 I 由美子さん (尚也くん 2013.5.13)


 施設見学と茶話会に出席させていただきました。
息子・尚也は来年春には小学校へ入学を控えています。高校生になるのはまだまだ先とは言え、高等支援学校はどんなところなのか?将来に向けてどのような取り組みをしていけばいいか?を知るいい機会だと思いました。


 在校生の生徒達はそれぞれ目的意識を持って各々の作業に取り組み、とても真剣な表情でした。こちらからの質問にも丁寧に答えてくれ、わかり易かったです。


 校内見学後、担当の先生から学校について説明がありました。
来年4月からは普通科も併設されるとのこと。様々な選択肢の中から自分の進むべき道を見つけていく事になる、とお聞きしました。


 どちらにせよ、非常にハイレベル...。親も子も努力が必要になるな、と思ったのと同時に、こうして将来を考えていく事が出来ることに少し嬉しさを感じました。


 その後、場所を移動して昼食をとりながらの茶話会へ。
話題は見学した高校の事から子供の健康の話題などなど。子供がいる親同士、いろいろな話題に花が咲きました。


 今年度は仕事の都合でなかなか行事に参加できなかったので、今回参加し皆さんに会ってお話できてとても楽しかったです。


 次の行事であるクリスマスパーティーには家族揃って参加させてもらおうと思っています。ありがとうございました。

函館分会からの報告

芋ほり体験


 函館市 I 理沙さん (愛実ちゃん 2018.7.19)


 天気も良く絶好の芋掘り日和のなか、家族4人で参加させていただきました。
娘はまだ歩けませんが、せっかくの初めての芋掘り体験なので娘にも土を感じてほしく、ビニール袋を足から被せて畑に座らせました。まだ掘ることはできませんが、娘にとっても自然の良い刺激を受けることができたのでとても良かったです。


 そして自分達で掘った芋はとびっきり美味しかったです!!
貴重な体験をありがとうございました。

D 哲史くん I 愛実ちゃん(2018.9.29)

深友インクルーシブ in 函館 & 小鳩会


〜10月26日、北海道教育大附属特別支援学校の体育館にて、会員の参加数は16世帯、45名でボール遊びを中心に交流しました。〜


函館市 N 礼さん (歩くん 2016.5.18)
 この夏、釧路から函館に引越してきた歩3歳です。10月26日に行われたインクルーシブに参加させていただきました。
体を動かすのも人と接するのも大好きな歩は、トコトコと歩き回り、他の参加者さんにボールで遊んでもらったり、フリスビーで遊んだりしてもらい、非常に楽しそうにニコニコしていました。
そして、疲れ果てた歩は、他の参加者さんに寝かしつけていただき、ぐっすり寝ることができました。これからの活動も楽しみです。


K あえ美さん (花和(はな)ちゃん 2018.8.8)
 今回家族で初めて参加させていただきました。楽しいイベントに参加出来て、私も娘達も楽しい時を過ごすことが出来ました。
元気よく遊んでる皆さんの姿を拝見して、娘が歩けるようになったら、また一緒に遊んでほしいです。

ボウリング大会


函館市 T 小絵さん (陸登くん 2011.8.25)


 毎年参加しています。
会場に着くなり、自分でボールを選び、せっせとタオルでふきふき準備OK。


 今年は一人でボールを運び補助滑り台から転がすことができました!ガーターなんておかまいなし❗両手をあげて大喜びで戻ってきてハイタッチ❕


(その後)興奮さめやらぬまま、その夜は案の定、発熱しました。

書道展に参加して…


 今年度も「習字講習会」を2回企画しました。
講師には、昨年にひきつづき金子緑風先生にお願いいたしました。


 "楽しく自由な心で書きましょう♥"がモットーの先生のお言葉どおり、慣れない筆を自由に走らせる子どもたち。その姿のありのままの「書」を先生が、「私の個展に一緒に出展しませんか…」とのお誘いをいただきました。正に「青天の霹靂!!」でした。


 しかし、裏打ちをし、額に収まった瞬間、「なんて素晴らしい作品なんだろう!」と、すっかり親バカ目線になってしまいました。(笑) 彼らの秘めたる可能性は無限大だな…とあらためて感動。また一つ子どもたちから学びました😊


 小鳩会のキャッチコピー「もっともっと知ってほしい ダウン症のある人のこと♥」 このテーマの一役になれたかなぁ…と思いました。


 書道展は10月末日より3週間、市内ホテルギャラリーで開催されました。


 素晴らしいご縁をいただいた緑風先生に心より感謝申し上げます。そして、たくさんの方々に見守られ応援していただいていることに"ありがとう♥"の心を忘れずにこれかも努力していきたいです。

(記 櫻井)

釧路分会からの報告

施設見学&茶話会 in 鶴居 9月28日
<卵らんハウス(就労継続支援事業所)へ行ってきました:5家族8名>


 阿寒郡鶴居村久著呂原野北13線西28-1にある「卵らんハウス」を目指して出発しました。どんどん山の中へ・・・少し不安になり、近くの農家で確認したところ「一つ山を超えて・・・」と説明を受けました。釧路からは「とても遠いなぁー」というところが率直な感想です。鶏は霧のかかる所での飼育は適さない、ということが理由のようです。毎日、釧路から通っている利用者さんと送迎スタッフの皆さんは、大変ご苦労されているのではないか、と思われました。


「ごとうもみじ」という品種を非遺伝子組み換えのトウモロコシ、地場の魚粉、米ぬか、貝殻(常呂の貝殻をもらいに行くということでした)などの自家製飼料で飼育されている
ということで、早速鶏舎の見学へ。かなり匂いも強かったのでマスクを装着して作業を見学させていただきました。生みたての温かい卵を触らせてもらったり・・・。1部屋300羽で3部屋あるので900羽のニワトリさんに圧倒されました。


 休憩で御馳走になったクッキーは、「ごま」たっぷりでおいしかったです。4種類のクッキーを作っているということでした。調理室も見学しましたが、新しくきれいな施設で、楽しく作業ができそうでした。


 ご厚意で、作業にもチャレンジさせてもらいました。卵みがき(丁寧に磨くことで鮮度を保てるそうです)、シール貼りなど、小鳩会の子ども達も真剣な表情でした。
あー 楽しかった!

(記 大藤)

茶話会
<おいしいお昼ごはんを食べました:7家族11名>


 施設見学終了後、鶴居の「どれみふぁ空」で昼食会を行いました。2階席を貸し切り状態で利用させてもらい、しかも事前に注文しておいたので、ゆったりと食事をすることができました。近くの席同士で情報交換をしたり、参加者の現在の様子を一人ずつお話していただきました。


♪ 4月から保育園に行き慣れてきている。保育園の先生がリハビリの見学を申し入れてくれたりして、積極的にかかわってくれようとしている。
♪ 楽しく学校に通っている。
♪ 進学して環境が変化した。だんだん慣れてきている。周りの友達のお世話をするようになってきている。
♪ 都合で母が一週間ほど家を空けたが、思ったよりも家族で協力して過ごすことができたようだ。子どもも環境に適応して頑張れるものだということを実感した。
♪ 転校して友達のまねをするようになった。大勢の中に入る事は刺激になり良かった。
♪ 学校生活が終わった。現在の厳しい状況に驚いている。入院して一か月程度自宅療養したが、外に出て頑張りたいと言っている
♪ 楽しく学校へ行っている。毎朝、バスの登校もいいかも・・・


 おいしそうに食べている食事風景の写真を・・・と思っていましたが、あっという間に時間が流れてしまい撮り忘れてしまいました。(残念)みんなでおしゃべりすることは、本当に楽しく、有意義なひとときでした。


 それから、「どれみふぁ空」の山わさびラーメンが、美味しかったそうで♡おすすめのようです。皆さんも是非お試しください。


 次回はさらに多くの皆さんが参加されますように・・・

(記 大藤)

札幌分会からの報告

ベビーマッサージ講習


 9月4日に難病センター和室にて、ベビーマッサージの会を行いました。6組の親子が参加してくださり、遠方から来てくださった方、お父さん、おばあちゃんも一緒に参加してくださった方もいらっしゃり、にぎやかに行いました。


 便秘や向きぐせを改善するマッサージやリラックスできるマッサージに関心を持ってくださった方が多かったです。


 ベビーマッサージは赤ちゃんにも効果がありますが、実はマッサージをするお母さんにもホルモンを安定させる効果があります。赤ちゃんが大きくなってもできる技なので、ぜひこれからもずっとマッサージを続けて欲しいと思います。

(記 石川)

施設見学会


 10月3日(木)参加者15名で、札幌市内にある社会福祉法人・草の実の見学会が行われました。
 今回は複数ある草の実会事業所の中で、草の実平岸の里(生活介護・就労継続B型)を見学しました。


 初めに草の実会全体の説明をしていただきました。日中活動支援だけではなく、グループホームも運営されているとの事です。


 説明後、施設内を見学させていただきました。紙すきや企業からの委託作業(この日はウニを乗せる板の組み立て)などを黙々とされていました。


 また、その日の体調などに合わせて一人一人対応されている職員の方の姿を見て、利用者さんも安心して過ごされているように感じました。


 施設見学を通して、学校卒業後の我が子の姿を少しずつイメージできたらと思いました。

(記 大野)

ダウン症セミナー


 昨年度地震で急遽中止になりました、東京学芸大学の菅野敦先生をお迎えしてのダウン症セミナーを10/18(金)19(土)の2日間、無事開催出来ました。2年ぶりの開催となりました。


 18日は62名参加で保護者を対象としたセミナー、19日は87名参加で支援者を対象としたセミナーとなりました。全道各地からの参加があり、菅野先生のセミナー継続の必要性を強く感じました。これからも継続できたらと思います。
両日とも大変盛況で、皆さんのお役に立つセミナーになったと思います。


 2日間にわたり、連日5時間以上お話しいただいた菅野先生に、心より感謝申し上げます。

(記 三好)

北見分会からの報告

活動について


 北見分会独自の活動はありませんでしたが、10月5日(土)に役員会を開き、「クリスマス会」について話し合いました。今年は、12月1日(日)に開催することに決定しました。厳寒の季節を迎え、気持ちも少々憂鬱になりそうですが、今年も、子どもたちが進行するゲームや歌、踊りなどで盛り上がり、その憂鬱を撃破したいと思っています。


 また、北見分会は、来年の「手をつなぐ育成会全道大会」に向けて実行委員会の一員として協力していくこととなります。なんとか、小鳩会北見分会として分会会員のみなさんのご理解とご協力を得て、大会成功のためにがんばりたいと考えています。

(記 白鳥)

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