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僕たち私たちいろいろなことやってま〜す
会報 126号でスポーツを楽しんでいる子ども達を紹介しましたが他にもいろいろなことに挑戦したり楽しんだりしている子ども達がたくさんいます。
そんな子ども達を毎回紹介していく予定です。

ピアノをはじめて
函館市 F.A (恵美 1.3.7)

 「お姉ちゃんが習い事をしているのに、何故私は何もしてないの?」というメグの声が聞こえてきそう で、できなくてもいい、ただ家ではないどこかへ通うことを目的として、小学校3年から始めたピアノ。

 はじめは、私と一緒に行き、音符を読む練習、弾く練習を見ながら“無理だろうな”“やってみなけりゃわからない”と、相反する気持ちの繰り返し。

 そうこうしているうちに、1年が過ぎ2年目には両手奏で発表会に参加し、少しでも音符を読むようになり、一人で通うようになり、今年で4年目。

 また11月の発表会にむけて頑張っている。(根気よく教えて下さる先生に感謝しています)



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智志の『いい顔』
函館市 K.S (智志 56.12.23)

 息子の智志は、今年3月高等部を卒業し、市内の作業所に毎日通っています。大きな環境の変化に適応できるか心配しましたが、少しずつ雰囲気や流れをつかんで馴染んできたようで、ホッとしています。

 2年半程前から、息子に大きな楽しみができました。太鼓(和太鼓)です。月一回、こぶし座の方の指 導を受けながら10人程の仲間や、高等部時代の先生、親と一緒になって太鼓を叩きます。元気な太鼓の音がこぶし座に、お腹に、心に響きます。大きな音が嫌いなはずなのに、嬉しくてたまらないといったふうで、とても楽しそうに叩きます。そして、なぜか、ちょっと得意気です。まわりの人が褒めてくださるので、自分では「いけてる!」と思っているようで…。

 心疾患(ファロー四徴症)があり、辛い手術、入退院を繰返して『現在』があります。何をするにも心細気で、動きも鈍く、いつも誰かの後をついていくような子が、太鼓の時はちょっと違って、自信に満ちているように見えます。そんな息子の『いい顔』が、少々くたびれてきたわたし達に、とてもいい滋養強壮剤になっています。息子に『いい顔』をくれる先生や、こぶし座の皆さん、仲間達に心から感謝しています。そして、こんな幸せな状態がずっと続いてくれることを祈らずにはいられません。

*こぶし座→こども達のために場所と太鼓を提供してくれ、指導もしてくれています。

 民族歌舞団として、地域の伝統芸能や創作歌舞劇の公演で全道的に活動しています。



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