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 分会からの報告


  • 函 館 分 会

    ボウリング大会

     11月7日(日)、年1回の楽しいボウリング大会の開催。昨年は52名でしたが今年は74名の参加で、家族ぐるみでゲームを楽しみました。

     ノーガーターレーンでは、お母さんと小さい子どもが組んで行ないました。ストライクが出た時は大歓声です。ガーターに落ちるたびにタメ息が出ます。全員ノーガーターにしたいと思いました。(残念ながらノーガーターレーンは3レーンしかなかったのです)

     それぞれのフォームが楽しく、おかしく、プロでもできないミラクルボールを投げて大笑いでした。本当に不思議なボールと感心しました。

     2ゲーム行なって、採点はお子さんの部と大人の部にそれぞれ賞品を差し上げました。  大人の部では1位、2位、3位をお父さんが取り、お父さんの力を発揮したようです。それぞれ参加賞を差し上げて、最後に記念写真を撮って思い出とし、楽しいボウリング大会を終わりました。

    ボウリング大会

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  • 帯 広 分 会

    第17回分会大会

     9月26日(日)とかちプラザにて第17回帯広分会大会が開催されました。

     今年度の大会は「北海道小鳩会々長 三好明子さんを囲んで」ということで、札幌より三好さんをお招きしてお話をしていただきました。

     当日は大人23名、子ども16名、計39名の出席があり、午前中は三好さんのお話を聞き、昼食をはさんで、午後はフリートークという形で行われました。

     三好さんは今回いっしょに来られた次男の宏樹君(小5)が2歳の時に小鳩会会長になられて、今年で10年目になるそうです。

     ご自身が宏樹君を育てた経験や、会長として見聞きされ学ばれたことから乳幼児期、就学時期、青年期に分けて、それぞれの、親子家族、社会とのつながり、子どもの心身の健康管理等のお話を楽しくパワフルに、またわかりやすくお話していただきました。

     子どもが自分の意思を表現し、判断してそれを決定することができるように、その年齢なりのいろいろな機会を与え、経験させることが必要で、出来ないことをダウン症のせいにしないというお話は、つい「この子には無理なのでは?」とマイナス思考の傾向のある私にはとても良い刺激になりました。

     そして、お話の最後に三好さんの宏樹君が、将来青年になった姿を楽しみに育てていきたいという言葉に、前向きなパワーをいただいたように思いました。

    帯広分会大会

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  • 北 見 分 会

    北見市ふれあい広場「こばと喫茶」出店

     北見分会では、9月4日(土)、5日(日)に行われた北見の福祉まつり「ふれあい広場」に喫茶店を出しました。

     10数年来、毎年出店していた「こばと喫茶」ですが、昨年はいつものメンバーがそれぞれに忙しくて参加できず、やむをえず出店を見送りました。

     しかし、今年はたくさんの会員やボランティアさんの協力があり、また、このまつりにこばと会を復活させることができました。

     今年初めて参加した会員も今回の経験がステップになったのではと思います。また。長年中心として活躍してきた会員達も、手や口をフル回転させて大はりきり、とてもイキイキとしていました。

     また、店のコーナーで会員の手作り小物を並べ、お客さんに買っていただきました。

     準備など大変ですが、やってみるとけっこう楽しく会員同士はもちろんのこと、他の障害の方達の団体やボランティアの方達との交流もできて得るものは少なくありません。あとに充実感も残ります。

     来年以降も協力し合って「こばと喫茶」を続かせたいものです。

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  • 苫 小 牧 分 会

    ジンギスカン交流会

     8月29日(日)アルテンにて、毎年、恒例となっているジンギスカン交流会を行ないました。

     天候にも恵まれ14家族の参加で楽しい時間を過ごしました。おいしい食事の後、子供達はアルテンでの遊具で遊び、大人達は子供達の近況報告など、他の子供達の成長におどろき、2時間があっという間に過ぎてしまいました。

     また、次回の行事等でみなさんと会うのを楽しみにしています。

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  • 釧 路 分 会

    乳幼児の子を持つ親の集い

     去る10月24日(日)に、年齢別例会として、乳幼児の子を持つ親の集いを、持ちました。

     就学されている親子さんを含め、10家族、大人11名、子供12名の総勢23名の参加となり、会は和やかな雰囲気の中で始まりました。

     子供達は、各人遊具を手に取り思い思いの遊びをしたり、中には遊具を奪い合う等する子もいました。

     はたまた、部屋から抜け出すお子さんもいたりと、最初から忙しい様子でした。

     会の始めは、お母様方各人から簡単な自己紹介と最近の出来事の中から近況報告等発表され、子供の療育に関する様々な悩み・相談等が出されました。

     悩みごとの一例では、子供に最適な就学前の療育(保育園・幼稚園)を、どのようにすれば良いのか?どのような環境・カリキュラムのある施設を選択すべきか?

     子供の言葉の発達・発育が遅滞しているが、どのように促していけば良いのか?など。各種課題、懸念に対する疑問、相談等が出されて、それに呼応して先輩お母様方のアドバイスや体験談等が回答として出され、熱心な討議が交わされました。討論会は、瞬く間に過ぎ、とても価値のある有意義な内容でありました。

     次回も、長期のブランクを置かず、コンスタントに例会を開催し、相互間の情報交換等、縦横の繋がりを大切にしていきたいと考えています。

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  • 札 幌 分 会

    カラオケの会

     9月5日(日)午後、ミュージックハウス札幌1号店にて、カラオケの会を行いました。昨年までは中学生以上の大きい子どもの集まりとして行なっていましたが、今年は希望する子どもは皆さんどうぞということで行いました。

     当日は小学生から20代の青年達まで幅広い年齢の子供達13人とお母さんが集まりました。ランチ付きカラオケパーティーはまず食事から始まり次々に曲を予約。みんな楽しく歌うこと歌うこと。どの子もマイクを持つと自信満々、感情を込め、パホーマンスも素晴らしく歌い上げました。空調設備の故障とみんなの熱気でとても暑かったのですが、それも気にせず子ども達は大満足だったようです。今年も歌の上手さでは評判の坂本章博君が素晴らしい歌を聞かせてくれました。坂本君が歌い出すと子ども達からも「おぅー、うまい」と大きな声が上がりました。坂本君がリーダーシップを発揮してみんなで歌っている姿は参加されなかった皆さんにも見せたいなと思うほど素敵ないい感じでした。

    カラオケの会 カラオケの会

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    施設見学

     9月8日(水)、南区駒岡の資源選別センターを見学しました。28名が参加しました。リサイクル法に基づき昨年10月本格始動した札幌の資源選別センターは2か所ありますが、駒岡のセンターでは委託された手をつなぐ育成会の30名の知的障害者が手選別作業の場で働いています。

     最初にビデオとセンターの方から選別作業に関する説明を受け、次に育成会の佐々木さんから働いている方たちの様子などのお話を聞きました。勤務は9時から4時15分まで、土日はお休み。作業終了後に入浴してから帰ります。作業はベルトコンベアに乗って送られてくるビン、缶、ペットボトルの選り分けです。立ちっぱなしの仕事なので、50分作業し10分休憩、立ち位置を交替したり、コンベアを止めて別作業をするなど負担が少なくなるように工夫しているとのことでした。

     センターの中は機械化されていて回収された資源物はベルトコンベアで運ばれ分別されていきます。手選別作業をしている方たちが無駄なく熱心に働いている様子が良くわかりました。中には中腰で作業している方もいて身体的にはきつい仕事かなとも受け取れました。佐々木さんのお話では皆さんとても仕事が好きで良く働きますとのことでした。ここではダウン症の方も働いています。

     センターを職場として見学したことはもちろんですが、その他に、私達が資源物を回収に出す時に守りたいことの勉強にもなりました。ペットボトルのふたは取る、ビン、缶、ペットボトル以外は出さない、中は洗う、缶はつぶさない、これ等を守ると選別作業がスムーズに行えロスが少なくなるそうです。札幌市内の皆さんはぜひ徹底して出しましょう。

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    例会 (就園についてとおしゃべり会)

     10月7日(木)、中央区民センターで例会を開きました。今回のメインテーマは就園について。参加者が少なかったのですが、札幌市内の保育園・幼稚園の障害児受け入れ状況の資料配布、幼稚園、保育園に子どもを通園させた先輩お母さんのお話、これから入園させるお母さん達の気になること等々じっくり話し合うことができました。

     市内の幼稚園、保育園の資料はまだありますのでご希望の方はご連絡下さい。

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    講演会

     10月31日、北海道難病センター大会議室で昨年に引き続き、東京学芸大学特殊教育施設・助教授 菅野敦先生の講演会を開きました。

     当日は80名以上の参加者のうち、半数の40名近くは知的障害者施設、小規模作業所の指導員の方々、市内小中特殊学級の教員の方々という、私達親にとってはとても心強いものでした。

     どの子も豊かな生活(生涯)を送ることができるよう、親が支援者の皆様と強いつながりを持ち、手を取り合っていくことを改めて強く感じました。

     また一つ支援者の輪が広がったことを実感した一日でした。

    講演会 講演会

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    遠軽町 M.B

    菅野先生の講演を聞いて

     先日、青年期・成人期のダウン症の研究をされている、東京学芸大学の菅野先生の講演があり出席してきました。子供はまだ11才(女)で「まだ少し早いかな」と思いながらでしたが、その思いはすぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。いかに幼児期・学童期が大切であり、その環境によって青年期・成人期にどう結びついて行くか、とても貴重な話しばかりでした。その中で何度も先生が言われていた事は「手厚く接してあげる」でした。それはいくつになっても気配りを忘れてはいけない・励ましを忘れてはいけない・プライドを配慮し接する・刺激や経験を絶えず与え続ける・・・これはほんの一部分ですが生活の基本がいかに大切で重要かを、再確認する事ができました。
     成人期の問題では、まだ分からないところがたくさんあるそうです。退行のきっかけは私たちが見過ごしてしまいそうな事だったり、環境に影響されることが多く、ストレスなどあるそうです。ダウン症の人は真面目でつい頑張ってしまう、そしてとても繊細で傷付きやすい。これらといかに上手につきあうかは「手厚く接してあげる」になるのかなと思いました。そして私達親が、精神的なゆとりを持って接してあげる事の大切さを感じ、その時々を一生懸命いきることが大切なんだと思いました。
     本当に貴重な話を聞く機会があり嬉しかったです。こんないい話を「私だけではもったいないな」と思っていたら、林分会長も講演に参加されていて、すでに菅野先生に「北見講演」を依頼中とのこと、その行動力には頭が下がります。今度は北見で菅野先生の話が聞けたら嬉しいなと思いながら帰って来ました。

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