「こばと」187号


表紙の写真//会報「こばと」表紙写真のエピソードをご紹介

札幌市 S 佑記くん(H9.2.22)


≪佑記くんのコメント≫
4月10日に北海道白樺高等養護学校に入学しました。寄宿舎生活は、とても楽しいです。太鼓部でがんばりたいです!!
≪お母さんのコメント≫
白樺高等養護学校の生活窯業科の1年生になりました。甘えん坊の一人息子が寮に入り、親離れ・子離れの時期が来た事を実感しています(笑)

分会からの報告//こばと会の分会の活動をご紹介致します。

苫小牧分会からの報告

苫小牧分会20周年記念クリスマス会


 苫小牧市 G 睦美(彩良 H19.4.13)
2011年12月11日、クリスマス会に家族4人で出席しました。
 今回は、苫小牧分会20周年記念ということで、グランドホテルニュー王子にて豪華な雰囲気で行われました。
 まず、ゲームは楽しいことばかりで、いろいろな景品をいただき彩良よりも兄のほうが大喜びでした。
 そしてパントマイムのスヌーピーさんの登場です。すばらしいパフォーマンスを間近で見られて感激でした。彩良はいつもと違う雰囲気や大きな音などに怖がることが多く、初めは泣いて機嫌が悪かったものの、最後には楽しんでいる様子で安心しました。子供たちへのプレゼントも手渡してくれ、風船でつくった動物などまでいただいて、ご満悦でした。なんといっても風船わざの速さといったらびっくりでした。1度も割れなかったのもすごい!! スヌーピーさんと写真を撮ることができ、私たち家族も嬉しかったです。
 福引き会では、上位の品がどんどん当たってなくなっていき、なかなか名前が呼ばれないなあと思っていたところ、名前が呼ばれ、なんと最後のお米が大当たり!ボウリング大会でもお米が当たったので、当たり年でした。そして、千葉&プラスサウンズの演奏&手品もとても楽しいものでした。ヒット曲の演奏で大いに盛り上がり、前に出て踊っている皆さんを見て、うちの彩良も大きくなったら踊っちゃうのかななどと考えていました。
 私たちは3回目の参加ですが、いつも楽しい思い出となり、役員の方々にはとても感謝しております。ありがとうございました。


苫小牧分会20周年記念 クリスマスパーティ

釧路分会からの報告

ボウリング大会と茶話会


 2月11日(土)午前10時30分よりパレスボウルにてボウリング大会を行いました。13家族、大人19名、子ども21名、計40名の参加でした。
 今回のボウリングは、大きい子から小さい子まで、そしてご兄弟の方もたくさん参加されました。ゲームは2ゲーム行い、各家庭ごとに分かれ、それぞれボウリングを楽しみ、大変盛り上がりました。ボウリングを終えた後、皆さんで記念写真を撮り、子ども達に参加賞としてピープルさんのクッキーをいただき、その他に別海にあるスワンの里でお仕事をされている干場さんより、手作りの可愛いクッキーの差し入れをいただきました。 
みなさんとても喜んでいました。干場さんどうもありがとうございました。
ひとまずボウリング場で解散となり、午後からは向かい側にある釧路市交流プラザさいわいにて茶話会を行いました。お弁当を食べた後で、お父さん方が子ども達とたくさん遊んでくださったので、お母さん方は近況報告等おしゃべりをしてゆっくり過ごすことができました。子ども達もとても楽しんでいたようでした。お父さん方が参加してくれることは、大変ありがたいことだと実感しました。
 今回の茶話会、特にボウリング大会では、小さい子も参加にして大丈夫だろうか?と担当の中で心配されましたが、大きい子も小さい子も楽しめていたようで、今回の企画良かったとの声もあり、今後も続けてい
けたら、年齢が離れた子ども同士の家族間のこうりゅうにもつながるのかなと思いました。

(記: 益子)



23年度最後のリトミック


 4月8日(日)10時30分~11時30分、サンアビリティーズ釧路で、リトミックを行い、親子16名、音楽に合わせて体を動かし、絵本の読み聞かせや手遊びで楽しく過ごしました。
 運動する習慣を付ける大切さや冬場の運動不足解消の為に、この一年間リトミックと体育館開放を試験的に行いました。成人期、成人に向けて、体調、体重の管理がとても重要な事を先輩のお母さんにお聞きしたので、これからも、子供達の心と体の両面に良い刺激を与えられるような、楽しい活動を考えて行きたいと思います。

(記: 坂下)

帯広分会からの報告

ちびママ茶話会の報告


 2月20日(月)「あがり・框」で、ちびママ茶話会を行いました。今回はちょっと少なめの大人7人、子ども2人の参加でしたが話は尽きることはありませんでした♪
初めて顔を合わす方もいたので、恒例の自己紹介を含めた近況報告を・・・たった7人なのに“あ~そうそう、こんなこともあったね~”とか“これはこうで・・・”とみんなで口をはさみ?!全員が終わるまでにざっと2時間はかかったでしょうか(笑)
「あがり・框」さんのご好意で、安くて美味しいランチをいただき、その後も時間の許す限りおしゃべりを楽しみました。次回の参加もお待ちしてまーす。

(記: 西山)

ボウリング大会の報告


 2月26日(日)毎年恒例のボウリング大会がスズランボウルで行われました。12家族35名の参加で、久しぶりに来てくれたご家族もいて、楽しく2ゲームプレ)した後、カラオケ屋さんで表彰式。子ども達全員プレゼントをもらい、その後はカラオケを楽しみました。

(記: 後藤)

ボウリング大会の感想


河東郡 N 清美(太陽 H15.11.2)
 2月26日に行われた「ボウリング大会」に家族で参加させていただきました。かなり久しぶりの、こばと会の行事参加のため、子ども達の成長の早さにビックリ!!背も伸び、大人になった姿におどろいてばかりでした。(私も歳をとったはずだわ(-_-;)・・・とあらためて実感!アンチエイジングに励む事を心に決めた!!)
太陽も初のボウリングにとても楽しそうで、上手にピンが倒れた時はポーズを決めてました(けっこうかわいかった♥ ♥)パパは我家期待のエースのはずが入賞はできず・・・(~_~;) 私は人生2回目のボウリングでしたが、それなりに?!といった感じ。(お酒というガソリンがあればもっと上手にできたかもしれない)
 久々に会ったママ達と会話もはずみ、とっても楽しい時間を過ごすことができました。また家族の休みが行事と重なれば参加したいと思います。その時は私が大きく成長していませんように(笑)ありがとうございました。

札幌分会からの報告

ドキュメンタリー映画 「タケオ」の札幌上演終了


 2012年から、3月21日が正式に国連で、「世界ダウン症の日」に認定されました。その一環として札幌でも、シアターキノで 3/31~4/7まで、映画「タケオ」が上映されました。これは、アフリカンドラムを叩くダウン症の「タケオ」こと新倉壮朗さん(25歳東京在住)のドキュメンタリー映画です。
 映画の札幌での上映にあたり、札幌分会では、映画のPRのためのチラシ配布の協力と「ダウン症」について知っていただけるような企画を考えました。
 より広く一般の方々にもダウン症の人たちのことを知っていただき、理解を深めていただける契機になる事を期待し、当会のリーフレットを大きく拡大し、大きなポスターを作り、映画館に貼らせていただきました。
また、上映の前後、当日映画を見に来た方のうち、希望するダウン症の方々に当会のリーフレットの配布のお手伝いをしていただきました。皆さん、少し緊張しながらも笑顔で取り組んでくれました。
アフリカンドラムと向き合うタケオの日々を淡々と綴った本当のドキュメンタリー作品でした。念願だったアフリカン・ドラムの本場 セネガルの美しい自然の中、タケオのドラムは、熱く!そして軽やかに!生命と響きあいます。 自分のリズムを「信じる」こと! また、ひとつ、大きな可能性が花開きました。
 この後、タケオの映画は、苫小牧の シネマトーラスで5月から、上映予定です。 ぜひ、お近くの皆さん、映画館に足を運んでいただき、タケオの体全体から溢れ出るリズムに、一緒に浸っていただけたらと思います。

(記: 三好)


みんなの広場//こばと会に寄せられるみなさんのお便りをご紹介致します。

以都20歳に成りました 苫小牧市 T 須美子(以都 H3.12.26)
 平成24年1月8日(日)晴れ午前10時30分グランドホテルニュー王子にて、髪を結い、お化粧、着付けをしてもらい、市民会館に向かいました。午後1時25分、まだ会場はしていませんでしたので、玄関にたくさんの人でいっぱいです。私と以都が車から降りると「以都だー。」とたくさんのお友達が集まってくれて、以都はニコニコ笑顔です。1時30分に開場で、会館内に入り、お友達が「私達が連れて行くのでロビーで待っていて。」と言われ、でも私も見たいと思い3階席のドアを開けてビックリ。3階席まで満席で立っている人も沢山いて、式を見る事は出来ませんでした。式が終わり、沢山の友人に囲まれて出てきた以都は嬉しそう。
 当時の校長先生・担任の先生が出迎えてくれ、食事会、沢山の友人が「以都、私の事覚えてる。」等、声をかけてくれました。付き添いの私もとても楽しい1日でした。「以都ありがとう。」と心から思えた1日でした。

小学校入学おめでとうございます

滉介1年生になったど~!! 函館市 S 梨江(滉介 H17.10.21)
 こんにちは!旧南茅部の杉林こうすけです。早いもので1年生を迎えることができました。私もこうちゃんが我が家の長男として産まれた日の事は今でも忘れられません。体全体やわらかく、どう抱っこしても上手く出来なかったり色々ありましたが、大きな病気もなく今では口答えは当たり前。毎日戦争は続きそうですが、上の9才(小4)のお姉ちゃんは滉ちゃんと学校に行くのがうれしくて仕方がない様子で、毎日学校では心配なのかちゃんと様子を見て教えてくれます。地元の少数の学校の支援クラスで6年がんばってみようと思います。
これからも息子の限りない可能性と、周りを楽しくしてくれる“笑顔”に癒されながら小学校生活を楽しみたいです。母も40、まだ2成長するぞー。

ピカピカの1年生 函館市 I 千佳子(茜音 H17.10.19)
 2012年4月9日、北海道教育大学附属特別支援学校に入学しました。
 以前から兄のランドセルを背負ったり、制服をこっそり着ていた茜音。いよいよ自分のものがきたので、戸惑うことなく当たり前の顔で袖を通していました。制服を着ては満面の笑みで写真撮ってのポーズ。支援学校では不要とも言われるランドセルも祖母に買ってもらい、お姉さん気分で背負っていました。入学式では、体育館で一人一人名前を呼ばれた際に「あ~い」と手を挙げたのには驚き!重度の知的障害と判断され、難聴も疑われていた茜音がこのシチュエーションでまさかのお返事には母、涙。まねっこ大好きの茜音さん、学校では先輩達のよい所をたくさん真似してもっともっとお姉さんらしくなってネ。

中学校入学おめでとうございます

函館市 Y 昇麿くん(H11.5.10)
『お母さまのコメントです』
 4月に附属特別支援学校中学部に入学しました。生まれた時は、ヒルシュスプリング病を合併し、2ヶ月で人工肛門造設手術、10カ月で腸切除手術、その後も風邪をよくひいて、下痢が止まらず脱水や肺炎で入退院をくり返していました。そんな昇麿も幼稚園・小学校と成長する毎に体力もつき、今では年に1~2回熱を出すかどうかというほど丈夫な体になりました。そして毎日楽しみに学校に行っています。これからまた様々な困難があると思いますが、昇麿と一緒に頑張っていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

函館市 K 雄太くん(H11.12.22)
 

学べる作業所「チャレンジキャンパスさっぽろ」に進みました

左側 O かなえさん(H5.5.30)
4月からチャレンジキャンパスに通っています。バス・地下鉄東豊線・下鉄東西線と乗り換えは大変ですが、一人で通っています。毎日とっても楽しいです。


右側 F 菜々子さん(H5.4.17)
親友のかなえちゃんとまた一緒に勉強出来て嬉しいです。

『お子さんを希望の小学校に通わせたいと行動された記録をご紹介します』

わが子の入学を迎えて


八雲町 T 伸一(結貴 H17.12.12)


 この4月にわが子結貴が小学校に入学しました。結貴が生まれてからこれまでの間、色々な苦労がありましたが、小学校に入学するのもすんなりとはいきませんでした。
 結貴の現状から、大きな学校ではなく小さな学校に通わせ、比較的明瞭な言語の力を伸ばしてあげたいと思い、自宅から12キロほど離れた児童数30名ちょっとの学校に言語学級として就学させたいと町の教育委員会に伝えました。これが約1年前になります。
 これからクリアするべき課題がたくさん出てきました。共働きの我が家にとって自宅から離れた学校への送迎について、そして放課後の学童保育所の問題についてクリアしなければなりませんでした。これは何とかクリア出来たのですが、一番大変だったのは結貴を言語学級に入れることでした。
 町の教育委員会や北海道教育委員会の出先機関である渡島教育局から「ダウン症児は知的学級しか入れない」と言われたため、色々調べ上げ、最終的には札幌の北海道教育委員会特別支援教育課に電話をかけ、「ダウン症児は知的学級しか入れないという法的な決まりはありません」との回答を得たうえで、渡島教育局に直接出向き、2時間かけて担当者を納得させ、さらにその担当者から町の教育委員会にも電話してもらい、やっと希望の学校に言語学級として入学する許可をいただきました。この許可をもらったのは平成24年3月1日です。おかげでどの学校の一日入学にも参加することが出来ませんでした。
 このように苦労して就学先が決まり、入学式当日を迎えました。スムーズに入学式に参加できるよう、前日に練習のために学校へも連れて行きました。しかし結貴は体育館へ近づくのを嫌がり、入学式の間中、担任の先生と本人と親で教室の中で遊んで過ごしました。
 入学式ではこのようにずっこけてくれ、ろくに写真も取れませんでした。さらに学校よりも学童のほうが楽しいようで「学校やだ」とはっきり言われると「苦労して入学にこぎつけたのにまったく~!」と思ってしまいます。まさに“親の心子知らず”ですね。それでも最近は「学校楽しい?」と聞くと「うん」と答えてくれることもあるのでちょっぴりホッとしています。
 我が家は共働きということで、保育所の入所から小学校入学まで色々な苦労をしてきました。私たちの経験がお役にたつのならいつでもご連絡ください。
 また、学校への就学に際して、行政より我が家のダウン症児結貴は知的学級と言われる事があるかもしれませんが、これは事実無根です。特別支援学級にある7つの種別のうち、あてはまるものがあれば(結貴は知的と言語があてはまります。)どの学級にも入る権利はあります。当てはまる学級が複数ある場合、障がいの程度が重いほうの学級に入らねばならぬという決まりもありません。就学を迎える保護者の方は行政の言うことを鵜呑みにせず頑張ってください。
 詳しくは「就学指導のためのハンドブック」に書かれています。これは北海道立特別支援教育センターのホームページでダウンロードできます。是非ご一読ください。
また、この辺の話も詳しくお聞きになりたい方はご連絡ください。
 我が子は就学に向けて動き出してから無事入学を迎えるまで約1年かかりました。これから就学を迎えるお子さんがスムーズに入学できますように、そして我が子の小学校生活が楽しいものであるように心から祈っています。


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