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分会からの報告
苫 小 牧 分 会
緑星の里 施設見学を終えて
10月8日(火)お天気にも恵まれ、10名の参加者で行って参りました。
最初に施設長さんのお話を伺いましたが、昭和42年の施設建設運動から始まり今日まで 多くの人々の協力を得てたくさんの充実した施設ができてきたこと。また、社会のありようも制度も変化していく中で施設の充実だけではなく、社会の中で障害者や高齢者が当たり前に共に生活していかれるように、地域生活支援に力を入れていること等とても良いお話でした。
見学は10時から12時までという短い時間でしたので全部見ることは出来ませんでしたが、入所施設の「やまぶき」通所施設の「青雲」授産施設の「ワークランドのぞみ」とひとつひとつ丁寧に説明してくださり案内していただきました。
建設当初と現在の使用方法が変化しているので、職員の方の苦労されていること、また、それをどうやって利用していくかなどの努力もお聞きしたり、入所の方たちのお部屋をのぞかせてもらい、可愛らしい生活の一端を見させていただいたりもしました。
今回は植苗地区の見学でしたが沼の端地区にもありますし、私の個人的興味からいうと 次回はグループホーム等の地域生活支援施設を見学出来たらと思います。
最後に車を出していただいた、光波由雅ちゃんパパ、中村いつかちゃんママありがとうございました。
(記 北澤)
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北 見 分 会
保育所・幼稚園見学会
10月、乳幼児のお母さんを対象にした保育所・幼稚園見学会を行いました。3日間に渡り、北見市内の三つの園−障害児保育をしているマリア幼稚園・母子通園施設のマザ−ズ
ホーム・美山遊子保育園−を見学しました。
各園では園長先生や副園長先生が忙しい中、ていねいに保育に関する事や子ども達の様子をお話してくれました。発達に遅れのある子に対する様々な配慮や働きかけをしている事を知ることが出来ました。
1歳から3歳の子を持つお母さん達は熱心に耳を傾け、また子ども達の様子を見つめていました。皆、来年・再来年は保育所・幼稚園などに入園する予定です。初めての集団生活、できるだけよい環境や保育者との暖かい関係が求められると思います。そしてたくさ
んの子ども達との関わり合いとさまざまな体験を通して成長してくれたらと多くの親達は思っていることでしょう。
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楽しく体を動かそう「げんき!!教室」
11月9日土曜の午後、北見市総合福祉会館の体育室に7人の親と8人の子がワクワクしながら集まりました。北見市内の幼児から小中学生を対象にした体操教室、1回目の始まりです。
指導者は小鳩会会員の安田さん、まだ1歳半の幸生君のお母さんです。学校以外では運動不足になりがちな小中学生の子達に、家でゴロゴロさせてないで、何か体を動かせる機会はないかと常々話し合っていたところ、今年入会したばかりの安田さんが指導の資格を持っており、嬉しいことに「やりましょうか」と言ってくれたので、渡りに船と飛び乗り
ました。
皆んながよく知っているモーニング娘の歌など軽快なリズムにノッテ、体育室中を動き回り、親も子もたいへん快い汗をかきました。子ども達はニコニコ笑顔で最後まで楽しんで体を動かしていました。前後の柔軟体操も含めて、約1時間半ほどの体操教室が終わった後は、なんとなく体全体が軽くなったような爽やかさが残りました。ハァハァ言いながらも“子どもに負けられない”と、なまった体にカツを入れてけっこう頑張ってしまった親達の間から「親にもいいよねぇー」という声が…。家に帰った4年生の娘がポツリ、「たいそう、たのしかった!」と言いました。
毎週というわけにはいきませんが、今後も場所と時間の都合のつく限りこの「げんき!! 教室」続けて行きたいと思っています。
(記 白鳥)
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函 館 分 会
ボウリング大会
上磯町 W.M(さくら H14.4.11)
11月10日(日)ボウリング大会が行われました。
ストライクを出した時の得意そうな顔と歓声や、思うようにいかなかった時のタメ息や、がっかりした顔など、どの表情も生き生きとし、また、速い球を投げる人や、カーブで投球する人などすばらしいプロボウラーぶりを発揮する人もいて感心しました。全員ノーガーターレーンで投球し、この度、我が家の娘三歳)が参加させて頂き、母(私)が付き添って投球。ガーターのないレーンなのに2回もガーターが!!
でも、初めてのボウリングがとても楽しかったようで、大好きなペコちゃんの景品も戴き、大喜びでまたやる!と何度も言いはしゃいでいました。
親子共に楽しい思い出の1ページとなり大満足です。どうもありがとうございました。
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杏里!ボウリングに初挑戦
恵山町 N.H(杏里 H4.12.28)
11月10日(日)ボウリング大会に参加させていただきました。
杏里は初めてのボウリングに…「私緊張する、ドキドキするのよ」となかなか席を立ってくれません。「大丈夫、ママも一緒だよ」という言葉にようやくやる気を出してくれました。初投球は「あっ、ダメだ」のひとこと。2・3度一緒に投げたあと、だんだん杏里のエンジンが回り始めました。「ママは座ってて!杏里は一人で大丈夫」と杏里のペースです。「エーイッ」と投げたボールはゆっくりゆっくり、右にぶつかり、左にぶつかり、ようやっとの思いでピンに到達し、そのピンは1本、2本、3本とゆっくり倒れます。時にはスペアも出ました。もう杏里はあまりのうれしさに“ガッツポーズ”を見せてくれま
した。そんな姿を見て私もうれしかったです。
人の手はかりたがらず、言い出したらツッパシル。成功するとエスカレーションの杏里。
最近はいろんなことにチャレンジしてくれます。ハラハラ、ドキドキの毎日ですが。まわりの雰囲気を見てたくさんのお友達と交流したりと一生懸命がんばっている杏里に私自身とても勉強させられます。
今回はボウリングにチャレンジして「私一人でできるよ」と自信を持ち楽しそうにプレーしてくれた杏里。これからもいろんな事にチャレンジし、見守っていきたいと思います。
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帯 広 分 会
施設見学・特殊学級を見学して
9月17日、参加者9名で帯広市立第5中学校、養護学級5組の授業を見学させていただきました。見学の時間は、陶芸の授業中でしたが生徒たちがそれぞれのペースで熱心に取り組む姿が印象的でした。見学後、この学級を受け持ち、また帯広分会の会員でもある工藤先生に第5中学校養護学級の概要、及び生徒たちのお話を伺いました。
(記 幸坂)
9月26日、十勝晴れの中帯広市立柏小学校の若草学級の見学に会員6名で行ってまいりました。若草学級には、低学年9名、高学年8名が在籍しており、低学年は「大きなかぶ」
高学年は「カレーライスの作り方」を、模倣を加えて授業していました。低学年のクラスでは小鳩会会員の丹羽桃子ちゃんが、はっきりとした声で文を読んでいました。見学者のほとんどは、数年後に就学問題を控えており、まだ先のこととは言え少しずつ情報を収集
し、子供にとって一番適している環境を選択したいと願っているはずです。私にとっても特殊学級の見学は初めてのことでしたので、とても有意義な見学でした。
(記 辻野)
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医療講演会
10月27日、帯広分会大会として道立太陽の園診療所・発達援助センター所長、伊藤淳一先生を講師にお迎えして、医療講演会を開催しました。
開催に当たり、新聞、テレビなどを通して広くお誘いしたところ、会員を含めて50名以上 のたくさんの方々に参加していただき『発達に障害があるとは?』のお話に、熱心に耳を傾けていました。
「発達障害は、これまで知能指数など数値を基準にしてきたが、今はごく当たり前の社会的な日常の出来事に必要な能力によって判断されている」という近況を、わかりやすく丁寧にOHPで説明されました。「これからの、精神遅滞のある方々に対する療育目標は、生まれ育った地域の中で可能な限り自立した生活ができるようにすること」特別な施設ではなく、“地域の中で”ということが、お話の中で繰り返し強調され、私たちには改めて考えさせられるよい機会となり、強く心に残りました。
午後からの質疑応答においても、 私たち親の心情を気遣いながら優しく、にこやかに答えて下さり、本当に有意義な一日でした。
(記 丹羽)
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〜参加者の皆様に、講演会の感想を書いていただきました。 〜
☆ 伊藤先生のお話の中で障害を持つ子供(人)たちは、特別な施設ではなく、生まれ育った地域で育っていくもの、自立していくものと話されたことがとても印象に残りました。
現在私たちの家族は転勤族で生まれ育った、慣れ親しんだ場所が必ずしも就学の時期とは一緒ではありません。3年位の周期での転勤のため、慣れた頃にはまた違う土地に移り住む状況で、なかなか地域に密接した関わりを求めることができません。とは言え、障害を
持つ子供の親としていずれは、定年となる地域の中で就学、就労の選択や余暇活動の問題を抱えたときは、是非そういった考えを参考にしていきたいと思います。
☆ 「障害」への見方、定義を知ることができ、またその重要性を感じることができた点でたいへん勉強になった講演会でした。子供を取り巻く大人、環境がどうあるかによって、
子供の能力がつくられるのだということを考えた時、私たちのあり方の責任を感じました。
☆ わが子の持つ障害においても大切なこと(生きていく上で)は同じだと思いました。地域での自立を頭に入れて子供と共に育っていきたいです。(カナダの学校の、全ての子が
同じことを出来なくてもいい、その子の将来に必要なことを学ぶんだということを聞いてステキだな、と思いました。息子はLDとADHDを持っていますが、障害の重い軽いではなく、生きていく力(スキル)を身につけていかないと、と勉強になりました。
☆ 障害についてのいろいろなお話を聞き、改めて思い、考える機会になりました。実際に地域や生活の中で活用できる教育の大切さ、本人の選択を親の都合で変えてしまっているというようなお話には、ハッとさせられました。日本と他国との障害を持っている人達に
対することの違いなどを聞き、この国も早く障害を持っている人に優しい国になってほしいと思いました。地域で一緒にというのはまだまだ難しい話ではあると思うのですが少しずつでもそれに近づくよう、一緒にがんばっていきたいと思います。
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札 幌 分 会
カラオケの会
9月8日(日)午後、恒例のカラオケの会をミュージックハウスで開きました。
6家族 11名が参加しました。昨年まで利用していたミュージックハウスが移転して初めて訪れた参加者は入り口のスリラーカラオケの看板とロビーの気味悪い飾りにドキドキ。
でも案内されたお部屋は普通のインテリアでほっとしていました。
今年は一人で参加してくれた手稲区の坂本君にランチや飲み物の注文から曲の入力まですっかりお世話になりました。3時間びっしり子ども達はそれぞれに得意な曲を心ゆくまで歌い最後には坂本君の上手な歌に聞きほれお開きとなりました。
坂本君のおかげで本当に楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。
(記 藤田)
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施設見学
9月25日(水)あかしあ学園(通所授産施設)の見学があり。参加人数は11名でした。
施設長からの説明と箱の組み立てやTシャツなどの染め物(これは当日参加した方も買っていました)等の作業の見学をしました。その中でも委託清掃作業は力が入っていて施
設内はきれいでした。全体的に作業する場所がゆったりしていて仕事をしやすそうな雰囲気でした。
10月25日(金)社会復帰センターの見学では12名の参加がありました。
センター長からお話を聞き、施設内にあるタオルクリーニング、木工品製作、染め和紙、 委託清掃、資源回収、しめ飾り製作などの六つの共同作業所ではそれぞれの場所で働いている方の仕事ぶりにや目を見張る作品などを見学しました。当日も作品の買い物をする参加者の姿がありました。
(記 高橋)
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例会 就園について
9月30日(月)中央区民センターの和室で、小さい子のお母さん達を中心に19人が参加 して、就園についての例会を開きました。
すでに就園しているお子さんのお母さん達からの体験談、現在のお子さんの様子を話し ていただきました。(ありがとうございました)
また、札幌市内の幼稚園、保育園の資料も配布し、これから就園されるお子さんの参考にしていただきました。
その後は日頃の子育てでの不安、悩みなど皆さんで話し合い、先輩お母さんのアドバイ スなどあって楽しく過ごしました。
振り返れば私も(少し前ですが)本当!!悩み悩み毎日悩み…今小さなお子様を育ててい る親御様!!(特にお母さん)私も少し前までは同じ気持ちでした。しかし、今は“がんばる”という気持ちがなくなり、本当に自然に子育てしている母になっています。(“がんばる”=“無理・肩に力を入れる”だったのです)
とにかく毎日楽しみましょう!!
そして又“この間は、こんな事で悩んでいたけど…最近は…”の話の続きをしたいものです。ぜひ話し合える機会を定期的に持ちたいと思っております。
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大きい子のキャンプ
10月26日27日、中学生以上の子どもだけのキャンプが行われ、ニセコのNPO法人『ペ
ンションがんば』に男子6名女子3名が泊まってきました。 JR琴似駅前で送迎していただき『がんば』の伊藤さんに全ておまかせです。ジンギスカンを食べ、温泉、カラオケ、お弁当作りをして、神仙沼めぐり。帰りには京極の噴出し公園に寄って帰ってきたのですが、到着時間が遅れても疲れも見せず楽しい思い出を作ってきたようです。
今年初めての試みでしたが、親からは離れた所で(先生も指導員もいない)同じダウン 症の子供達だけで一泊旅行が実施できた事は親子共々良い経験でした。
高校を卒業してからの長い人生を考えた時いろいろな種類の楽しいプランがあり、我が子らは誰か他の人の力を借りながらも豊かな人生を送ってほしいという願いを込めて行った今回の試みは有意義なものだと思っています。
それぞれの環境の中で行事も多くあるのですが年に一回くらい顔見知りの子供達同志が集まっての一泊旅行がこれからも続けられるように願っています。
(記 伊藤)
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〜分会の活動ではありませんが、何人かの札幌分会の子ども達が参加した、この秋開催された催しの様子を紹介します。〜
知的に障害のある人達のためのオープンカレッジ
平成10年8月に大阪府立大で安藤忠先生が中心となって始められた知的障害者のためのオープンカレッジが当会も協力して札幌でも行われることになりました。
現在このオープンカレッジは全国的な広がりを持って、各地それぞれ取り組み方、講座 の内容など違ってはいても主として高等部卒業以降の年齢の知的に障害のある人達の向学心、向上心に対応するものとして開催されています。講座名は難しくなっていますが講義
の内容は受講生に合わせて行われ、ひとりひとりに専属のサポーターがついて全ての面をフォローします。
今回は札幌で最初の開催ということで北海道医療大学の学生さんが中心となり、同大教 授、知的障害者の父母が「オープンカレッジを進める会」を結成し9月23日プレ講座と全国オープンカレッジ運営委員会事務局長で皇學館大学の建部先生の講演会が行われました。
今回はプレ講座ということで受講生の数も少なくして講義が行われ当会からは内田理さんがタイルアート、藤田泰代さんが国際理解に参加しました。また当日見学に来ていた阿部友香さん、益子佑介君も講師の方のご厚意でタイルアートの講座に聴講生として加わりました。
タイルアートは小さく砕いたたくさんの色タイルを用いてすきなデザイン・絵を作成し、 国際理解は世界の国(今回はタンザニア)について地理的なこと、生活習慣などについて日本と比較しながら学びました。
受講生は講義に積極的に加わっている様子が見られ受講後のアンケートもサポーターの方達と相談しながら記入していました。
今後もこのオープンカレッジは継続していく予定です。次回からは講座数・受講生数増 える予定ですので、関心のある方はご案内が届きましたらぜひご参加下さい。
(記 藤田)
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DPI世界会議で太鼓を披露
10月15日から四日間、札幌の「きたえーる」を会場にDPI(障害者インターナショナル)世界会議札幌大会が開催されました。
世界各国から障害のある方達、関係者が参加していろいろな分野に関して分科会が開かれました。
DPIでは今後国連に障害者の権利条約制定を働きかけること決議されました。日本DPIでは障害者差別禁止法を日本でも制定させる運動に取り組んでいくことを決議しました。
15日の夜のレセプションと16日の昼食休憩時間に札幌分会の子ども達6名も参加してDPI和太鼓グループ嵐の演奏が披露されました。
嵐の太鼓は八丈太鼓で一人一人が、それぞれのパフォーマンス、持ち味で叩き、参加者の皆さんにとても好評でした。
(記 藤田)
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