「こばと」220号


表紙の写真//会報「こばと」表紙写真のエピソードをご紹介

帯広市 N 晄太郎くん(2007.8.14)


この春小学校六年生になりました。学校の先生やお友達に恵まれメキメキと力をつけて心も身体も逞しく成長中です。
「新一年生の面倒を見るんだ!!」とはりきる今日この頃です。

特集記事//会報「こばと」今号の特集記事

今回はダウン症のお子さんの耳鼻科的な問題について、天使病院耳鼻科の及川敬太主任科長に詳しく解説をいただきました。

ダウン症の生涯を通しての健康管理について 8

天使病院耳鼻科 及川敬太


III 乳児期から幼児期にかけて


パート2 ダウン症のお子さんの聞こえの問題


 過去の報告によれば、乳幼児期のダウン症のお子さんの約40%~80%程度に一側性または両側性の難聴が指摘されると言われており、重要な問題の一つです。そのためダウン症のお子さんの多くは耳鼻咽喉科の定期的な診察が必要です。今回は,生まれた直後の新生児期から乳幼児期にかけての聞こえの問題について専門的な立場から解説いたします.



1) 新生児聴覚スクリーニング検査とは?
 現在日本において赤ちゃんが生まれた場合、新生児聴覚スクリーニング検査を受けることが推奨されています。平成24年からは母子手帳にも結果の記載欄ができました。新生児聴覚スクリーニング検査の目的は難聴の早期発見、早期診断、早期療育の開始です。一側性の難聴では言葉の発達に影響はありませんが、両方ともの中等度以上の難聴のある赤ちゃんは、言語発達に問題が起こらないよう、1歳未満からの補聴器使用が必要とされています。ちなみにアメリカのガイドラインでは難聴のスクリーニングを生後1ヶ月までに行い、生後3ヶ月までに精密検査・確定診断を行った後に、生後6ヶ月までに補聴器装用を含めた早期支援を行う、という「1-3-6ルール」が提唱されています。


 新生児聴覚スクリーニングは通常、自動聴性脳幹反応(Automated auditory brainstem response:略してAABR)という検査、または、OAEスクリーナーという検査機器を用いた歪成分耳音響放射(distortion product otoacoustic emission:略してDPOAE)という検査で行います。天使病院では生理検査技師が赤ちゃんの検査を行います。AABRのほうが、精度が高いのですが、検査機器が高額であり、検査の際に使用するイヤーカプラという使い捨てのイヤホンは数千円するので、検査自体に毎回ややお金がかかるという欠点があります。またこの検査は生後6ヶ月くらいまでが限界です。一方OAEスクリーナーは検査機器本体が比較的安価であり、検査自体も短時間・簡便ですので、繰り返し施行可能です。しかも大人になるまで施行可能です。しかしながらAABRに比べ難聴のスクリーニング検査としては、やや精度が落ちます。天使病院では原則として、新生児聴覚スクリーニング検査はAABRを使用します。ただ、NICUに入院した赤ちゃんの場合は難聴の可能性が少し高くなるので、AABRとDPOAEの両方で検査を行っています。


 新生児聴覚スクリーニングの結果は「PASS」と「REFER」という結果で表示されます。PASSの場合は「現時点では難聴はないです」という意味です。一方、REFERは「再検査もしくは精密検査が必要です」という意味になります。ですからREFERと判定された赤ちゃんの中には精密検査の結果、「正常聴力です」と判定される場合もありますし、「難聴があります」と判定される場合もあります。


 それではその「REFER」の際の精密検査について解説しましょう.まずは耳鼻科の診察です.耳鼻科を受診し,耳鼻科の医師により、外耳道が狭くないかどうか、鼓膜の状態がどうか、などを直接観察します。検査は聴性脳幹反応( Auditory brainstem response:略してABR)という検査を行います。新生児スクリーニングに用いた「AABR」のプロ仕様のバージョンです.耳鼻科医もしくは言語聴覚士が直接検査を行い,検査結果も自動判定ではなく、耳鼻科医が判断します(AABRはコンピューターの自動判定です)。ABRは様々な周波数の「カタカタカタ・・・」というクリック音を1000~2000回イヤホンから聞かせて、耳の後ろ側と頭頂部に貼った電極から脳波を測定することで、聴力を調べるものです。


 一般的に新生児聴覚スクリーニング検査で両側の先天性難聴が発見される頻度は1000人に1-2人とされていますが、ダウン症の赤ちゃんでは高確率で「REFER」となり、耳鼻科での精密検査が必要になります。


2) ダウン症の赤ちゃんの難聴の原因
 「REFER」となったダウン症の赤ちゃんでは、精密検査の結果、しばしば以下の4つの問題が指摘されます。耳の解剖図を参照しながら以下を読んでください。


① 先天性外耳道狭窄症
 ダウン症の赤ちゃんの外耳道は狭くて軟らかいことが多く、高い確率で先天性外耳道狭窄症を認めます。このため、音が鼓膜まで届きにくくなり、聞こえが悪くなります。耳垢(みみあか)も溜まりやすく、診察の時に鼓膜を確認することがとても困難です。僕はそのような場合は耳垢を軟らかくする点耳薬を受診3日前から点耳していただいて、軟らかくなった耳垢を吸引除去し、極めて細い内視鏡を用いて鼓膜を確認します。
 ただし、ダウン症の先天性外耳道狭窄症では、ずっと狭いまま、ということはほとんどありません。大多数で成長とともに外耳道は徐々に硬くなって広くなります。個人差はありますが、僕の経験では4-5歳過ぎくらいから徐々に鼓膜は視認しやすくなります。外耳道狭窄症がある場合、定期的に受診していただいて、耳垢を除去することをお勧めしています。


② 中耳間葉組織の中耳腔内遺残
 ダウン症に限らず、「REFER」となった赤ちゃんに稀に、まだ生まれて間もない時期に、鼓膜が混濁し、鼓膜の奥の鼓室内に何かが溜まっているように見えることがあります。さらにCT検査をすると中耳腔内に軟部組織陰影が充満している場合があります(なお、鼓膜の奥の鼓室、その上方にある乳突洞、その周囲にある乳突蜂巣を合わせた空間を中耳腔といいます)。この正体は母胎の中にいたときから存在する、中耳間葉組織の遺残であろう、と言われています。中耳間葉組織の遺残は成長とともに徐々に吸収されて消失するとされていますが、ダウン症の赤ちゃんでは中耳間葉組織の遺残が通常より長くかかると言われています(4-5歳までかかるという報告もあります)。なお、滲出性中耳炎でも同様の鼓膜所見を呈するので、その区別は非常に困難です。


③ 滲出性中耳炎
 通常、母体免疫が消失する生後半年頃から2歳くらいまでの乳幼児は一生のなかで最も免疫機能が低いので、繰り返し上気道炎(風邪)にかかります。さらに大人に比べ、子供の耳管(図参照)が短くて、水平に近いため、容易に鼻の奥にある上咽頭の炎症が耳管を経由して鼓室内に進展し、高熱と耳痛を伴う急性中耳炎になります。ですから多くのお子さんは小学校入学前に一度は中耳炎になるとされています。1年に4回以上急性中耳炎になる場合は反復性中耳炎と言います。また急性中耳炎の治療後、耳痛が消退し、解熱した後も、鼓膜の奥の鼓室内に滲出液が貯留残存した場合、滲出性中耳炎と言います。症状は難聴、耳閉感などです。適切な投薬治療を行っても改善しない滲出性中耳炎や反復性中耳炎では、鼓膜チューブ留置術という治療が行われます。これは鼓膜にごく小さな切開を加え、小さな換気チューブを留置する治療です。これにより滲出性中耳炎のみが難聴の原因の場合は、聴力は劇的に改善します。鼓膜チューブは約半年から1年で鼓膜に加えた切開部が自然に閉鎖した後に脱落します。
ダウン症のお子さんは(ただでさえ乳幼児は中耳炎になりやすいのに)さらに滲出性中耳炎に非常にかかりやすく、治りにくいとされています。これはダウン症のお子さんは耳管が通常より細いためであり、加えてさらなる易感染性があり、上気道感染を繰り返しやすいためと考えられています。ですから、中耳炎による難聴を改善させるため、鼓膜チューブ留置術を受けていただくことがしばしばあります。


④ 聴神経、脳幹の発達未熟性
 ダウン症のお子さんでは聴神経や脳幹の発達に未熟性があり、このため出生早期のABR(聴性脳幹反応)検査で明確な反応が得られない可能性があります。


⑤ 内耳奇形
 内耳にある蝸牛の低形成・奇形による難聴が見つかることもあります。内耳奇形による難聴は現代医学では改善は困難です。ただし過去の報告ではダウン症のお子さんの難聴はおおむね70%は伝音難聴、20%は感音難聴、  10%は混合難聴であろう、とされています。伝音難聴は外耳と中耳に原因がある難聴、感音難聴は内耳(特に蝸牛)に原因のある難聴、混合難聴は伝音難聴と感音難聴の両方がある難聴です。内耳奇形に伴う難聴は改善困難ですが、後述するように、ダウン症のお子さんではしばしば成長とともに聴力が改善することからもダウン症児の内耳奇形による難聴の頻度は少ないと考えられています。


3) ダウン症のお子さんの難聴は成長とともに改善することが多い!!
 生後6ヵ月以内に施行したABR検査では先天性両側高度難聴と診断され、補聴器を装用していたダウン症のお子さんが、成長とともに徐々にABR検査の結果が改善し、2歳以降の検査では補聴器が不要なレベルにまで聴力が改善した!!という場面にしばしば遭遇します。その理由は以下のことが考えられます。


① 成長に伴う外耳道の拡大
② 中耳間葉組織の減少、消失
③ 滲出性中耳炎の改善
④ 聴神経・脳幹の発達


 一般的に先天性高度感音難聴は治療による改善が困難であることを考えれば、このことは特筆すべきことです。ダウン症の赤ちゃんでは生後早期に先天性高度難聴と診断されても、定期的に耳鼻科を受診し、外耳道を清掃し鼓膜を確認してもらって、滲出性中耳炎に対する適切な治療を受け、繰り返し聴力検査を受けることで、徐々に聴力の改善が確認され、補聴器から卒業できる可能性が十分にあります。


おわりに
 ダウン症のお子さんでは新生児スクリーニング検査とそれに続く精密検査で難聴と診断されることが非常に多いです。とはいえ、その難聴は改善可能な場合が少なくありません。ですから赤ちゃんにどんどん話しかけてあげて聴力を刺激してあげてください。そして定期的に耳鼻科を受診してください。

参考文献
1) 新生児・幼少児の耳音響放射とABR 、加我君孝(編)、診断と治療社、東京、2012 .
2) 宇野芳史:子どもの耳の診かたと診療、耳鼻科診療Practical Essence(特別号)、アトリクス、2007.
3) 金 玉蓮、新正由紀子、坂井有紀、加我君孝:ABRで難聴が疑われ、発達によりABRが改善或いは正常化した乳幼児症例:Otol Jpn 16(3):171-177,2006.
4) 佐野光仁:当初高度難聴と診断されたが成長とともに聴力の改善を認めた症例:小児耳21(1):49-53,2000.
5) 留守 幸、長嶋比奈美、若代佳代、宇高二良:当院におけるダウン症児の聴覚管理について:小児耳25(2):35-39,2004.
6) 山下道子、黒川雅子、花井敏男、中川尚志:ダウン症候群・乳幼児の聴力経過の検討:耳鼻56:139-144,2010.
7) 新谷朋子、北川可恵:乳幼児の補聴器装用フィッティング:JOHNS 33(4):455-458,2017. 

分会からの報告//こばと会の分会の活動をご紹介致します。

帯広分会からの報告

ボウリング大会報告


 2月3日(日)スズランボウリングにてボウリング大会が行われました。12家族33名で熱い戦いが繰り広げられました。初めて参加の方や毎年参加の方とも会話を楽しみつつ、商品ゲットを目指して、プロ顔負けの腕前を披露する方、ガターレーンをうまく利用して得点を重ねる方、お母さんと一緒に投球補助スロープを使ってニコニコ笑顔の幼児さんと小学生、みんな自分のペースで楽しいひと時を過ごしました。


 表彰式では、大人は上位の男女3名が商品をゲット、子どもたちは全員に商品が渡り笑顔で解散となりました。

(記 野村)

ボーリング大会に参加して

音更町 S 大樹さん(1991.9.14)


 節分の日にお寺の豆まきに行く予定でしたが、ボーリング大会の案内がきました。ボクはボーリング大会に行くことにしました。
同じレーンですずきゆいちゃんとゆいちゃんのママ、ぼくと父さんが投げました。
ぼくはストライクとスペアも取れました。
でも成績発表で結衣ちゃんに負けました。1歳児良成くんにも負けました。残念でした。来年は頑張ります。
皆んなとボーリングができて楽しかったです。

札幌分会からの報告

駒岡1泊交流会


 2019.2.9〜10、恒例の駒岡一泊交流会が開催されました。14家族37人、元気に集合しました。


いつものようにKさんSさん、楽しみなビンゴの景品準備、交流会用のおつまみ・おやつの購入などのご協力ありがとうございました。
今年も夜の交流会では、参加されたお父様方も皆出席され、賑やかな時間となりました。お父さんお母さんも膝を交えて真面目な話あり楽しい話ありと、これも一泊交流会の素晴らしいところではないでしょうか。


 そしてカラオケ、今年もS君Y君のコブクロは健在でした❗️今回注目したのは、Kiroroの『冬のうた』を歌った高校生のYさん。お母さんにお聞きしたら、ハマると何でもとことん自主練するとか。自分が楽しいから歌うのだけではなく、いや〜ホントに聴き入ってしまいました。また聴いてみたいなぁ。さて次回は何を歌ってくれるのでしょう。
では皆さん、一年後またお会いしましょう🎶まだ参加されたことのない皆さん、 駒岡でお会いしましょう。

(記 齋藤)

みんなの広場//こばと会に寄せられるみなさんのお便りをご紹介致します。

帯広市 T 美嘉子さん (瑠梨さん 2012.4.5)

 ピカピカの一年生 😃


 4月からピカピカの一年生です。早いです。
どこの小学校に進むべきか、もう一年遅らせて入学しようか迷いましたが、近くの校区の小学校に通います。


親は心配だらけですが、何とかなるのかな。

釧路市 S 実央さん (2009.3.27)

 題「かわいいわたし」


 学校で初めて木版画に挑戦しました。先生が撮った自分の写真を木版に模写し、彫刻刀を使って彫りました。


 髪の毛の直線は自信満々に長く、手など曲線の細かい部分は彫刻刀を立てて「あぶないあぶない」と言いながらちょっとずつ。


 作品を見せてくれた時の達成感あふれる表情に、まだまだ小さいですが『大きくなったなあ』と嬉しく思います。

(記:実央さんのお母さん)

札幌市白石区 H 真理さん (詩名さん 2003.10.10)

 高校選びには、本当に苦労しましたが… 😃


 制度が変わり、重複障害の詩名にとっては狭き門で、やんわりとお断りされた事もありました。


 ほしみ高等学園にきめ、入学できるまで、いろいろな事があり2年かかりましたが、やっと入学できました。


 3年間の短い高校生活、大変な事もいっぱいあると思います。でも、お姉ちゃんお兄ちゃん達のように高校生活、明るく、楽しくエンジョイしてほしいです。


詩名が、学校、先生、友達になれるまで、少しだけお手伝いして応援しますね🎵

函館市 H 茂美さん (茜ちゃん 2014.11.22)

 うみのほし児童発達支援センターへ入園 😃


 4月からうみのほしへ入園しました。ドキドキの入園式でしたが、名前を呼ばれて返事をすることが出来ました。(微妙な間はありましたが笑)


 茜は人とふれあうことが好きなので、たくさんの友達とのびのび楽しんでくれたらと思っています。

苫小牧市 M 晶絵さん(1990.11.5)

 初めての東京 🗼


 美々川福祉園に就労して11年目に突入の娘は休むのが嫌いでカラオケとボウリングが大好き!下手ですが(笑)


 最近で一番褒めたい事は先月初めて東京の叔父の所へ行ったときです。「まだ歩くの?」と言いながらも一生懸命歩いてくれた事です。


成長したと思った4泊5日でした。

(お母さんより)

札幌市豊平区 A 優奈(2007.5.23

その他記事

世界ダウン症の日 啓発活動に想うこと!


北海道小鳩会会長 三好 明子


『世界ダウン症の日』啓発活動も、大きな成果を残し、無事終了しました。皆さん、本当にお疲れ様でした。


 今年も、啓発活動の一環として、ポスターの作成、ボールペンの販売にも取り組みました。昨年に続き、全分会で『世界ダウン症の日』のポスター、チラシを各公共機関、福祉施設、病院等に配布。今年は全道179市町村役場、保健所に配布、掲示をお願いする活動にも取り組みました。


皆さん、お住いの市町村でポスターを発見できましたか!!


各分会での取り組みも年々充実してきました。
啓発活動の輪が全道に広がってきたことは、本当に嬉しいことです。


 今年もたくさんの人が行き交う祝日の札幌地下歩行空間で開催しました。
たくさん自己アピールカード、笑顔の写真の掲示、映像による生活、仕事、活動の紹介、ダウン症に関するパネル、関連書籍の展示。また、ご寄贈いただいた超単焦点のプロジェクター使用によりできたスペースで、『社会人として、それぞれの生活とは?』のアピールタイムも実施も出来ました。


 様々な年齢のたくさんのダウン症のある本人たちがアピール文、ポケットティッシュッの配布する元気な声が響く会場に多くのダウン症のお子さんをお持ちのご家族や市民の皆さん等、本当に多くの方々がお越しくださいました。


 本当に様々な人に出会い、私たちの想いを伝えることができたと実感できた1日になりました。


 今年も多くの皆さんのご協力のおかげで、素敵な1日になりましたこと感謝の気持ちで一杯です。


全道各地の啓発活動にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。



啓発活動を楽しみました。 お疲れ様でした。


開会宣言


映像を使って、仕事や生活の紹介


所狭しと掲示したアピールカードと笑顔の写真


大きな声を出してティッシュ配り


啓発ボールペンを販売中


多くの方々の通る場所での啓発活動


閉会式


全道179市町村役場、保健所、札幌市営地下鉄駅
公共施設等にポスターを配りました


設営、撤収ではお父さんたちも大活躍でした

世界ダウン症の日 各分会の啓発活動

帯広分会

・啓発ポスター・チラシを関係各機関等に配布掲示
・3月19日十勝毎日新聞の一面に啓発活動PR掲載

(記 田村)

十勝毎日新聞 2019年3月19日 掲載

札幌分会

実行委員会を中心に札幌分会の会員家族が一致団結して頑張りました。多くの方のご協力ありがとうございました。
それにもまして、3月21日のチカホ空間で、様々な年齢の本人たちが大きな声で呼びかけ、ポケットティッシュ配りや交流コーナーなどで大活躍しました。

(記 三好)

北見分会

北見分会では、市立中央図書館にてダウン症に関する書籍の展示をお願いしています。
今年も入館してすぐの場所に、展示されていました。
啓発ポスター・チラシを関係各機関等に配布掲示しました。

(記 八巻)


図書館での書籍展示

苫小牧分会

〇啓発ポスター・チラシを関連各機関等に配布掲示.

函館分会

函館分会 A 麻衣子さん (佑人くん 2008.1.5)


 3月21日は、世界ダウン症の日。


 啓発活動として、函館分会はリーフレットを丸井前で配布したのち、金森倉庫に子供たちの写真や作品展示を行いました。
毎年、息子の写真をどれにしようかと悩んでいましたが、私の中で何を知ってもらいたいかな。と改めて考えたとき、今の姿だけではなく、誕生しダウン症と告知をされた時の親の素直な気持ち、子供の成長する姿、そして今に至る気持ちを簡単にまとめてみようと思いました。


 日々笑顔と穏やかな性格に癒され、今年11歳になった今でも可愛いくて仕方がないと思う親バカな作品になったかもしれないけど、一人の親の想いが誰かの心に届けばいいと信じ、そしてダウン症を持つ全ての人たちが少しでも幸せに生きていける社会になればと願い、展示をしました。


 もちろん、心配なことはあります。合併症のこと、将来の自立に向けてのこと。学校に行っている今も、周りの方々に助けてもらいながら本人にどこまで頑張らせるか、どういう準備をすると本人が成長していきやすいか。何が本人のためになるのか。


 それでも毎日一緒に過ごし与えてくれる幸せは、悩みに勝ると私は思っています。
ダウン症の子の親になるとは思っていなかったけど、ゆうとに逢えて本当に良かった。


〝ゆうと生まれてきてくれてありがとう!〟

啓発活動を通して


函館分会 K 麻紀さん (稜くん 2010.2.2)


 3月21日ダウン症の啓発活動に参加させて頂きました。


 当日は風も強く寒かったので足を止めてくれる方がどれ位いるのか不安でした。


 怖いもの知らずの息子は通る人次々に「どうぞー!」と近づきハラハラしましたが沢山の方々がパンフレットを受け取ってくれて中には足を止めて「どうもありがとう💛」と言ってくれる人もいて胸がいっぱいになりました。


 龍円 愛梨さんのコラムに
21番目の染色体の3本目は愛で出来ています。人が大好きで家族や周囲の人の感情を感じ取る能力が非常に高く優しく愛情深い自慢の息子です。


 ゆっくりでも確実に育ち愛ある豊かな人生を過ごせる子供達だと伝えたいです。
と有ります。 


 今回の活動を通して少しでも理解してくれる人が増え将来幸せに暮らせる世界になるのを願いつつ、何とか最後まで活動出来た事に感謝の一日でした。

釧路分会

◎10月27日イオン釧路昭和にて難連イベントで、小鳩会釧路分会はPRポケットティッシュ配り、風船配り、体験発表、つぼみダンス研究所さんのダンス披露(画像、文は前回のHSKこばとで紹介)


◎2月25日 FMくしろ出演
「FMくしろ出演!」
“3月21日は世界ダウン症の日”PRとして、小鳩会釧路分会では毎年、FMくしろの出演をしています。今年は2月25日(月)大藤さん、野澤さん親子3名にご出演いただきました。


 世界ダウン症の日のPR、小鳩会釧路分会の活動内容、野澤春菜さんの阿寒高校での学校生活の話など貴重なお話を聴くことができました。今回の放送を機に来年以降は小鳩会の保護者の方だけではなく子供達も一緒に出演もいいな~と思いました。

(記:佐藤)


《ご出演頂いた感想》
N 春菜さん(2000.4.24) …すごく、緊張しました。でも楽しかったです。ありがとうございました。
N澤さん …ダウン症!世間に発信できて良かったです。打合わせにない質問にビックリしました。
O藤さん …ダウン症の日について、よくわかりました!というコメントを頂きました。


◎3月HKSこばとに同封されたポスターを近所の学校、施設、病院、市役所など掲示依頼をし、たくさんご協力いただきました。

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